トルタ・カプレーゼ
2月はバレンタインの季節ですね。
そこで、とっておきの、お菓子の紹介です。
それは、ナッツの入ったチョコレートケーキトルタ・カプレーゼ。
このトルタ・カプレーゼには、はらはらするような、お話があるんです。
このお話は、約100年前、イタリアのカプリ島での出来事です。
この島には、当時流行っていたスパッツが作られていました。
ある日、3人のイタリア系アフリカ人のマフィアたちが、彼らのボスに命じられ、スパッツを買いに来ていました。
彼らのボスのトレードマークは、
『ピンストライプ地のスーツにフェルト製の中折れ帽、そしてこのカプリでつくられる白いスパッツ』
ある日、島一番のケーキ職人がこの3人にチョコレートとアーモンドのタルトをふるまうことに。
しかし、マフィアの雰囲気にやられ緊張したのか、タルトの基盤とも言える材料、小麦粉を入れ忘れてしまったのです。
それに気付いたのは、仕上げてしまったあと。テーブルからはマフィアたちの呼ぶ声。
仕方がないので、その失敗作をマフィアたちのもとへ持って行きました。
きっと、このケーキ職人、生きた心地がしなかったでしょうね。
マフィアたちがこのタルトを口にした瞬間、手が止まりました。
「…美味しい!!!」
外はサクサク、なのに中は驚くほどにしっとり。
感動のあまり、レシピを聞きに行くほどのタルトだったのです。
カプリ島でうまれたタルトなので、
【トルタ・カプレーゼ】と名付けられました。
このタルトは今、マフィアに愛されたタルトとして、人々に愛されています。
日本には、本店を愛媛県に持つ、畑田本舗に、トルタ・カプレーゼはあります。
表面はさっくり、中はしっとりの濃厚で口どけの良く、アーモンドの芳ばしさか香る、とっても美味。
たっぷりドキドキとチョコレートが詰まった、素敵な一品です◎
バレンタインの日、大切な人に。
若しくは自分へのご褒美に
是非、食べてみてください。
それでは、また、
see u next time*
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